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現物しかないけれど、印刷の依頼はできる?

  • 9 時間前
  • 読了時間: 4分
現物から印刷

「データは残っていないのですが、手元にある現物と同じものを印刷できますか?」

このようなご相談を、私たちはよくいただきます。


結論からお伝えすると、現物しかなくても印刷のご依頼は可能です

「現物しかないのに、どうやって?」と思われるかもしれません。その流れを簡単にご紹介します。


よくあるご相談内容


例えば、こんなケースです。


•              昔の制作物すぎて、デザインデータが存在しない。

•              印刷加工先を変えたいが、製版フィルムしかない。

•              デザインデータを作った会社と連絡が取れない。

•         担当者がやめて、データがどこに保存されているかわからない。


このような場合でも、現物をお預かりできれば対応できる可能性は十分にあります。


現物から再印刷する方法

現物から再印刷する方法

現物しかない場合、主に次の方法で進めます。


 高解像度で現物をスキャン


現物の印刷物を高解像度でスキャンして印刷用データへと変換します。

ただし、スキャンは「複写」ですので、元の画像データそのものではありません。


そのため、


•              画像や柄に若干の粗さが出る

•              グラデーションが完全に同じにならない


といった差が出る可能性があります。


特に写真や繊細な柄が入っているデザインは、元データと全く同じ仕上がりにすることは難しい場合があります。


 デザインを再構築(トレース)


よりきれいな仕上がりをご希望の場合は、文字やレイアウトをトレースし、印刷用データとして再制作いたします。

単純にスキャンするだけでなく、文字・ロゴ・図形などを改めて作り直すことで、より鮮明で安定した仕上がりに近づけることが可能です。


 スキャンとトレースを組み合わせる


実際の再制作では、スキャンとトレースを併用するケースが多くあります。


例えば、


•              写真や背景はスキャンデータを活用

•              文字やロゴはトレースして作り直す

•              線や枠のみをベクターデータとして再構築する


といったように、印刷物の内容に応じて最適な方法を組み合わせていきます。

こうすることで、必要な部分はきれいに再現しつつ、全体の雰囲気も保つことが可能になります。

 

また、現物から再制作する場合、使用されているフォントが特定できない、または同じフォントが制作環境のパソコンに入っていないケースもよくあります。


その場合は、


•              できるだけ近い書体を選定して代用

•              必要に応じて文字をアウトライン化して形状を再現


といった方法で対応いたします。


ただし、完全に同一のフォントでの再現が難しい場合は、わずかな文字のニュアンス差が出ることがあります。

 

トレースによる再構築は、スキャンのみよりも手間はかかりますが、今後の増刷やサイズ変更にも対応しやすい「きちんとした印刷データ」を残せるという大きなメリットがあります。


事前に知っておきたいポイント


現物からの再制作には、いくつか注意点もあります。

 色褪せ・汚れの影響


現物が、


•              日焼けして色褪せている

•              汚れや折れがある

•              長年の保管で変色している


といった場合、補正は可能ですが、あくまで近づける作業になります。

完全に当時の色味を再現することは難しいケースもあります。


 色合わせには技術が必要


色も現物に合わせて近づけたい場合、オペレーターの経験や技術が重要になります。


•              元の印刷の色を読み取る力

•              用紙やインキの違いを考慮した調整

•              再印刷時にどの程度近づけるかの判断


紙の印刷でも、シールの印刷でも、この点は共通です。

特に色数が多いデザインや、企業カラーが重要な印刷物では、細かな調整作業が発生します。


「現物しかない」=「もう作れない」ではありません


増刷

データがないからといって、あきらめる必要はありません。

現物をもとにデータを作り直すことで、今後の増刷がスムーズになるというメリットもあります。


「今回はデータがないけれど、これを機にきちんとデータ化しておきたい」というご相談も増えています。


株式会社美有起では、現物の状態を確認した上で、


•              どこまで再現できるか

•              どの方法が最適か

•              どの程度の仕上がりになるか


を丁寧にご説明し、ご提案いたします。紙印刷・シール印刷ともに対応可能です。

まずは「できるかどうか知りたい」という段階でも構いません。お気軽にご相談ください!


 

 
 
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