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「売れるお菓子パッケージの秘密!手に取りたくなるような仕掛けとは」

  • miyuki tsurumi
  • 7月31日
  • 読了時間: 4分

更新日:8月26日


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皆さんはどういった時にお菓子を買いたくなりますか?仕事や勉強を頑張った後のちょっとしたご褒美に、お呼ばれした時の手土産やお茶請けに、スーパーで食材を買っている時に目に入って「つい…」となる事もあるかと思います。今回はそんなコンビニやスーパーなど、私たちの身近にある「お菓子」のパッケージについて紹介します。実はこのお菓子のパッケージ、見た目以上に消費者の心をつかむ“仕掛け”が詰まっています!



1.デザインについて

消費者心理をつかむポイントとして3秒以内に「何のお菓子か」認識できるわかりやすさ・商品名・キャッチコピー・写真の配置が明快であることが重要です。情報の取捨選択や詰め込みすぎず、伝えたい魅力を絞って強調することで、店頭で目立ちをせず、思わず手に取ってしまうパッケージが生まれます。

また、どんなターゲット層を狙っているかによって、最適な仕掛けや加工は変わってきます。例えば女子高生向けならポップでかわいい色使い、大人向けならシックで高級感のある配色など、ターゲットに合わせたデザインを選ぶ事も手に取って貰いやすい工夫のひとつかと思います。



2.形状と利便性について

食べやすさや持ち運びやすさも何を買うか選ぶ上で重要なポイントです。スティック状や個包装など、生活スタイルに合った形状が好まれる傾向にあり、実際に学生向けのスナック菓子などは持ち歩きやすいカップ型に変更された事で人気が急上昇した例もあります。



3.利用シーンのイメージ化

美味しそうに食べる人の写真や、シズル感(みずみずしさを表現したもの)のある写真を使って、味や楽しさを想像させる方法です。また、ストーリー性のある世界観やキャラクターの物語をパッケージに込めて感情に訴えたり、商品の背景やこだわりを語ることで、ブランディングを伝え共感を呼ぶ手法もあります。


具体的な例でいうと「国産素材使用」「老舗の味」などの情報をパッケージに盛り込むと、信頼感がアップしたり、というイメージです。その他にも、「期間限定」「数量限定」など季節感や限定感の演出をする事で購買意欲が刺激される事もあるかと思います。



4.印刷技術について

パッケージの加工技術を用いて魅力をアップしている商品もあります!

どんな加工があるかご紹介していきたいと思います。



エンボス加工

・空押し(エンボス)加工

 凹凸をつけて立体感を出す加工技術で、触感と高級感を演出してくれる。

 和菓子ブランドでよく使用され、箱全体に和柄の空押しを施し、見た目と触感の両方で

 上質感を演出しています。


箔押し加工

・箔押し加工

 金・銀などの箔を熱で圧着させる方法でプレミアム感や視認性のアップにつながります。


マットニス

・マットニス/光沢コート

 表面に艶やマット感を加え、質感のコントロール・ブランド演出が可能になります。


画像


・擬似エンボス加工

 厚盛りインキで凹凸を再現し、視覚と触覚の両方に訴求出来ます。

 例えば、黒を基調としたパッケージに凹凸を施し、商品の立体感を強調したり、

 触覚と視覚の両方で高級感を演出する事が出来ます。


・銀ケシラベル+マットニス加工

 華やかさと落ち着きを両立し、高級感と視認性を両立したデザインに向いています。

 表面加工以外では、開ける楽しみを体験出来るパッケージなどもあります!


ミシン加工

・ミシン加工

 点線状の切り込みを入れる事で開封しやすさ・切り取りやすさが向上します。


ジッパー加工

・ジッパー加工

 指で簡単に開けられる事でスムーズな開封や持ち運びに便利です。


リード罫加工

リード罫加工

 折りやすくするための罫線が入っており、組み立てやすさや形状保持に最適です。


他にも透け感のある素材を使用して、中身が見えることで安心感やワクワク感を与えたりユニークな形状や持ち運びやすさを両立したものもあります。


いかがでしたでしょうか。


コンビニやスーパー以外でも、輸入食品店などオシャレなパッケージのお菓子が沢山並んでいるお店も色んな工夫が詰まっています!お店に行った際は、ぜひ一度お菓子だけでなくパッケージにも注目してみて下さい。


お気軽にご相談ください


パッケージ、台紙、POP、紙袋、ラベルなど各種印刷物のご相談やご質問、お問い合わせは 株式会社美有起(みゆき)までお気軽にご連絡ください。










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